Python を始める

Python ファイルの作り方

それでは、Python ファイルを少しづつ作成していきます。
まずはスクリプトを作成するファイルを開きます。
まずはノ-トブックを開いてください。
Jupyter Notebook を起動したら
Firefox から
http://localhost:8888/tree を開いて
New → PYthon 3
で新しいノ-トブックが開くのでした。
セルの種類を変更する必要はありません。
Code のままにします。
これでセルに Code を入力することができるようになります。
ここにスクリプトを記入していきます。
記入したスクリプトを実行するには、ノ-トブック画面の上部にある
Run
をクリックします。 

デ-タ型

Python で扱うデ-タには
文字型、数値型、リスト型、タプル型、辞書型、セット型等があります。
良く使うのは、文字型、数値型、リスト型、タプル型だと思います。
これからこの4つの型について説明していきます。

  1. 文字型 (str 型)

    str 型は文字を
    シングルコ-テ-ション(' ')
    又はダブルコ-テ-ション(" ")
    で括ることで作成します。
    日本語も使用することができます。

    string1 = 'abc'
    string2 = "def"
    string3 = 'いろは'
    string4 = string1 + string2 + string3
    print('文字型の足し算を実行しました \n{}\n のようになります'.format(string4))

    実行結果
    文字型の足し算を実行しました
    abcdefいろは
    のようになります

    補足すると、\n は改行を意味します。
    format 関数は{ } の間に変数の値をいれてくれます。
    {}.format(string4)
    で { } の部分に string4 の値が入ります。

  2. 数値型

    数値型は
    小数点のない整数型(int型)と
    小数点のある浮動小数点型(float型)
    に区別されます。

    num = 2
    numb = 1.1
    numb1 = 1.
    numb2 = num * numb
    print(numb2)

    実行結果
    2.2

    補足すると、numb1 は float型です。
    numb2 は int型 と float型が合体していますので float型になりました。

  3. リスト型

    リスト型がとても便利です。
    = の左に変数を置き、右に角カッコ[ ]を置いて、 その中に数字や文字をカンマ , で区切って グル-プを作成します。

    kisu = [1, 3, 5, 7, 9]
    gusu = [2, 4, 6, 8, 10]
    flot = [1.1, 2.2, 3.3, 4.4, 5.5]
    name = ["山田","田中"]

    値を追加するときは append 関数を使います。

    name.append("鈴木")
    print(name)

    実行結果
    ['山田', '田中', '鈴木']

    リスト同士を append すると

    kisu.append(gusu)
    print(kisu)

    実行結果
    [1, 3, 5, 7, 9, [2, 4, 6, 8, 10]]

    さらに型をごちゃ混ぜで append すると

    flot.append(gusu)
    print(flot)

    実行結果
    [1.1, 2.2, 3.3, 4.4, 5.5, [2, 4, 6, 8, 10]]

    gusu.append(name)
    print(gusu)

    実行結果
    [2, 4, 6, 8, 10, ['山田', '田中', '鈴木']]

    となります。
    個別に呼び出す時は
    print(gusu[1])
    のようにします。

    実行結果
    4

    となります。
    なぜでしょうか。
    0 番目は 2
    よって
    1 番目は 4
    です。
    print(gusu[-1])
    はラストが呼び出されます。

    実行結果
    ['山田', '田中', '鈴木']

    となります。
    さらに、
    print(gusu[-1][0])
    とすれば、

    実行結果
    山田

    となります。

  4. タプル型

    リストと近いのですが値が変更できないのがタプル型。
    要するに定数のようにその値を変更せずに使う場合です。
    タプルは丸カッコ( )で値を括り、カンマ , で値を区切ります。
    week = ('日','月','火','水','木','金','土')
    個別に呼び出す時は、リスト型と同じです。
    こんな風にも呼び出せます。
    1~3 番目を呼出
    print(week[1:4])

    実行結果
    ('月', '火', '水')

    ちなみに 0 番目は'日'ですよ!
    week[1:4] の書き方は違和感がありますね!

  5. 辞書型

    値の場所にキ-を設置できるのが辞書型です。
    辞書型 = {キ-:値,・・・・}
    のように設定します。
    capital = {'Japan':'Tokyo','china':'Beijing','America':'Washington'}
    値を呼び出すには
    print(capital['Japan'])
    とします。

    実行結果
    Tokyo

その他にもデ-タ型はまだあるのですが、きりがありませんのでこのぐらいにしておきます。
これで、Python を始めるにあたっての基本的な使い方についての説明は終わりです。
後は具体的な Python プログラムを書きながら、説明していきたいと思います。
急には書き進められません。
順次アップする予定です。


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