遅行スパンクラス

遅行スパンクラスをサ-バ上で動かす

ここまでで、遅行スパンクラスを Xampp で確認できるようにはなったのですが、レンタルサ-バ上では動きません。
まずは、レンタルサ-バに Composer をインスト-ルことが必須ですが、これについては Composer をサ-バ上で動かす を読んでください。
そして、次ぎに、
Composer PHPlot インスト-ル
を読んで、PHPlot パッケ-ジもインスト-ルします。
要点を説明します。
実は Xampp の vendor フォルダをそのままサ-バに持っていけば Composer をサ-バにインストールすることができるのです。
もちろんおまじないが必要です。
インストールしたライブラリとオートローダーはすべてvendorにまとめられていて、 オートロードのパス解決も実行時に実際の設置場所を基準に行われます。
だからうまく行くです。
Xampp において vendor フォルダがどこにあるかというと、エクスプロ-ラで見ると
C:\xampp\php\vendor
 └ autoload.php
 └ \composer
 └ \davefx
  └ \phplot
   └ \phplot
のようなフォルダ構造があるはずです。
これを全部サ-バに入れればよいのです。
ここでは、FTP(Dream Weaver) からミニバードのサーバーにアップすることを想定します。
例えば
サーバーID = kilowave
ドメイン名 = kilowave.minibird.jp
とすると具体的には FTP(Dream Weaver) から接続するとそこはすでに、
/home/kilowave/kilowave.minibird.jp/public_html/
なので、このル-トに、vendor のフォルダ (C:\xampp\php\vendor) を全てアップロ-ドします。
これで、Composer をサ-バにインストールすることができます。
そして、サ-バ上の Composer にパスを通すことも必要となります。

遅行スパンクラスをインスト-ルする my_path フォルダを作成

ここでは、FTP(Dream Weaver) からミニバードのサーバーにアップすることを想定しています。
Dream Weaver のファイルアップから、インストールするフォルダ my_path を作成します。
例としてフォルダ名を、
「/home/サーバーID/ドメイン名/public_html/my_path」
とします。
サーバーID = kilowave
ドメイン名 = kilowave.minibird.jp
とすると具体的には
/home/kilowave/ kilowave.minibird.jp/ public_html/my_path
となります。
FTP(Dream Weaver) から接続するとそこはすでに、
/home/kilowave/kilowave.minibird.jp /public_html/
なので、具体的にはこのル-トに、my_path のフォルダをつくるだけです。

遅行スパンクラスをサ-バにインストール

my_path フォルダに遅行スパンクラスファイル
delay_dif-cla-gra.php
はあります。
XAMPP 上では、
C:\xampp\php\my_path\delay_dif-cla-gra.php
のような構成になっています。
この my_path フォルダをそのままサ-バに持っていけば 遅行スパンクラスをサ-バにインストールすることができるのです。
もちろんおまじないが必要です。
例えば
サーバーID = kilowave
ドメイン名 = kilowave.minibird.jp
とすると具体的には FTP(Dream Weaver) から接続するとそこはすでに、
/home/kilowave/kilowave.minibird.jp /public_html/
なので、このル-トに、
my_path のフォルダ (C:\xampp\php\my_path)
を全てアップロ-ドします。
これで、my_path をサ-バにインストールすることができます。

サ-バ上の Composer と my_path にパスを通す

サ-バ上に my_path フォルダができただけでは 遅行スパンクラスは動作しません。
パスが通っていないからです。
このパスを通すのがやっかいです。
Xampp では php.ini ファイルを修正しました。
レンタルサ-バで PHP.ini 修正をする方法を説明します。
minibird「サーバー管理ツール」の「PHP環境設定」>「PHP.ini 直接編集」から 「PHP.ini」に 遅行スパンクラス をインストールした my_path フォルダまでのパスを記述して更新します。
「include_path=".:/home/サーバーID/ ドメイン名/public_html/my_path"」です。
私の場合は、
include_path = ".:/home/kilowave /kilowave.minibird.jp /public_html/vendor"
です。
でもちょっと待ってください。
私は、Pear にもパスを通しています。
include_path = ".:/home/kilowave /kilowave.minibird.jp /public_html/pear/PEAR"
レンタルサ-バに PEAR をインスト-ル も参照してください。
そして、Composer にもパスを通しています。
ということで3つのフォルダにパスを通す必要があります。
Xampp の場合は、
include_path = " C:\xampp\php\PEAR; C:\xampp\php\vendor; C:\xampp\php\my_path;"
と書きました。
レンタルサ-バの場合はこの書式ではだめなようです。
include_path = ". :/home/kilowave/kilowave.minibird.jp/public_html/vendor :/home/kilowave/kilowave.minibird.jp/public_html/pear/PEAR :/home/kilowave/kilowave.minibird.jp/public_html/my_path"
と記述する必要があるようです。
セミコロン「;」は使用できないのです。
コロン「:」を使用します。
そして、" "内には「半角スペ-ス」や「改行」は使うことができないので長くなりますが続けて書いてください。
ここに書いてある内容をコピ・ペ-ストする場合は必ずコロンの前にある「半角スペ-ス」を取り除いてください。
minibird「サーバー管理ツール」の「PHP環境設定」>「PHP.ini 直接編集」から トップ [PHP] のすぐ下にいれました。
「設定する」のポタンはずっと下の方にあります。
確認して設定する必要があります。
設定する」は2回行います。
この作業は、ドメインごとに設定する作業が必要です。
又、PHP のバージョンは、私の場合は「PHP5.6.18」に各ドメインを統一しています。
複数のドメインをつくった場合は注意してください。

遅行スパンクラスをサ-バ上で動かすための説明はこれで終わりです。
そして、遅行スパンクラスに関わる説明も完了です。
長くなりました、最後まで読んでいただきありがとうございました。


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