Composer を始める準備

Composer をサ-バ上で動かす

これで、やっと Xampp で確認できるようにはなったのですが、レンタルサ-バ上では動きません。
そこで、レンタルサ-バに Composer をインスト-ルします。
ここでは、「レンタルサ-バのミニバード」を例にとって説明したいと思います。
他のレンタルサ-バでも大体同じような方法でできると思います。
もちろんミニバードには Composer はインストールされていませんが、以下の順でインストールすることができます。
ミニバードのサーバー管理ツールへ
http://www.minibird.jp/
からログイン します。
当然 ID と PASS が必要です。
ID と PASS はサ-バ利用申込みをすると発行されます。
サーバー管理ツールの PHP バージョン設定から PHP のバージョンを確認してから設定していきます。
PHP のバージョンは、「PHP5.6」か「PHP7」のどちらかがよいと思います。
私が確認しているのは「PHP5.6」です。

Composer をインストールするフォルダを作成

ここでは、FTP(Dream Weaver) からミニバードのサーバーにアップすることを想定しています。
Dream Weaver のファイルアップから、インストールするフォルダ vendor を作成します。
例としてフォルダ名を、
「/home/サーバーID/ドメイン名/public_html/vendor」
とします。
サーバーID = kilowave
ドメイン名 = kilowave.minibird.jp
とすると具体的には
/home/kilowave/ kilowave.minibird.jp/ public_html/vendor
となります。
FTP(Dream Weaver) から接続するとそこはすでに、
/home/kilowave/kilowave.minibird.jp /public_html/
なので、具体的にはこのル-トに、vendor のフォルダをつくるだけです。

Composer をサ-バにインストール1

vendor フォルダに WEB版の Composer インスト-ラを置いて Composer をインスト-ルればよいのですが、 Pear と違って WEB版 Composer インスト-ラはないので困ってしまいます。
vendor フォルダのなかでリモ-トで Linux コマンドを投入して作業してやればインスト-ルできそうです。
$ curl -s https://getcomposer.org/installer | php
これで、Composer インスト-ラが取得できるみたいですが、私のレンタルサーバでは、 SSH(TeraTerm などでターミナルを起動して Linux コマンドを投入できる環境)が用意されていません。
どうもセキュリティに問題があるためのようです。
高機能のレンタルサ-バでは SSH が使えるそうです。
格安プランのサーバでも、Linux コマンドを投入して作業するための CGI ファイルも見つけたのですが、 セキュリティ面で問題がありそうなのと、CGI は私にはよく分からないのであきらめました。

Composer をサ-バにインストール2

実は Xammp の vendor フォルダをそのままサ-バに持っていけば Composer をサ-バにインストールすることができるのです。
もちろんおまじないが必要です。
インストールしたライブラリとオートローダーはすべてvendorにまとめられていて、 オートロードのパス解決も実行時に実際の設置場所を基準に行われます。
だからうまく行くです。
Xampp において vendor フォルダがどこにあるかというと、エクスプロ-ラで見ると
C:\xampp\php\vendor
 └ autoload.php
 └ \composer
 └ \phpoffice
  └ \phpexcel
のようなフォルダ構造があるはずです。
これを全部サ-バに入れればよいのです。
例えば
サーバーID = kilowave
ドメイン名 = kilowave.minibird.jp
とすると具体的には FTP(Dream Weaver) から接続するとそこはすでに、
/home/kilowave/kilowave.minibird.jp /public_html/
なので、このル-トに、vendor のフォルダ (C:\xampp\php\vendor) を全てアップロ-ドします。
これで、Composer をサ-バにインストールすることができます。

サ-バ上の Composer にパスを通す

サ-バ上に vendor フォルダができただけでは Composer は動作しません。
パスが通っていないからです。
このパスを通すのがやっかいです。
Xampp では php.ini ファイルを修正しました。
レンタルサ-バで PHP.ini修正をする方法を説明します。
Composer をインストールした vendor フォルダまでのパスを設定します。
minibird「サーバー管理ツール」の「PHP環境設定」>「PHP.ini 直接編集」から 「PHP.ini」に Composer をインストールした vendor フォルダまでのパスを記述して更新します。
「include_path=".:/home/サーバーID/ ドメイン名/public_html/vendor"」です。
私の場合は、
include_path = ".:/home/kilowave /kilowave.minibird.jp /public_html/vendor"
です。
でもちょっと待ってください。
私は、Pear にもパスを通しています。
include_path = ".:/home/kilowave /kilowave.minibird.jp /public_html/pear/PEAR"
レンタルサ-バに PEAR をインスト-ル も参照してください。
ということで2つのフォルダにパスを通す必要があります。
Xampp の場合は、
include_path = "C:\xampp\php\PEAR; C:\xampp\php\vendor"
と書きました。
レンタルサ-バの場合はこの書式ではだめなようです。
include_path = ". :/home/kilowave/kilowave.minibird.jp /public_html/vendor :/home/kilowave/kilowave.minibird.jp /public_html/pear/PEAR"
と記述する必要があるようです。
セミコロン「;」は使用できないのです。
コロン「:」を使用します。
そして、" "内には「半角スペ-ス」や「改行」は使うことができないので長くなりますが続けて書いてください。
minibird「サーバー管理ツール」の「PHP環境設定」>「PHP.ini 直接編集」から トップ [PHP] のすぐ下にいれました。
「設定する」のポタンはずっと下の方にあります。
確認して設定する必要があります。
設定する」は2回行います。
この作業は、ドメインごとに設定する作業が必要です。
又、PHP のバージョンは、私の場合は「PHP5.6.18」に各ドメインを統一しています。
複数のドメインをつくった場合は注意してください。

これで、Composer のサ-バインストール作業は完了です。
このあとは、Composer 動作確認をします。
長くなりましたのでここで一旦切りたいと思います。


Composer 動作確認 に続く
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