Composer を始める準備

Composer にパスを通す

前項のComposer インスト-ル2で PHPExcel をインスト-ルしました。
どこにできたかというと、エクスプロ-ラで見ると
C:\xampp\php\vendor
 └ autoload.php
 └ \composer
 └ \phpoffice
  └ \phpexcel
のようなフォルダ構造があるはずです。
\phpoffice\phpexcel の中にあるのが PHPExcel パッケ-ジで、その他は Composer の共通ファイルです。
この vendor フォルダにインクルードパスを通さないと PHPExcel パッケ-ジを利用することはできません。
パスが通ると PHP ファイルを作成したとき、例えば
require_once 'phpoffice/phpexcel/Classes/PHPExcel.php';
と書いたとき正常に動きます。
インクルードパスには複数のパスを記述でき、セミコロン(;)で区切って続けて記述できます。
Xampp PHP のデフォルトでは
C:\xampp\php\PEAR
がインクルードパスに設定されています。
C:\xampp\php 直下に php.ini ファイルありますのでこれを TeraPad で開いて見てください。
724行目あたりに
include_path = C:\xampp\php\PEAR ・・・・③
があり、そのすぐ下に
; Windows: "\path1;\path2"
なるコメントがあります。
これがインクルードパスを複数設定するための方法です。
追加するパスは
C:\xampp\php\vendor
ですから、③を
include_path = "C:\xampp\php\PEAR;C:\xampp\php\vendor"
と書き換えれば、2つのフォルダにパスが通ります。
なお、" "内には「半角スペ-ス」や「改行」は使うことができないので長くなりますが続けて書いてください。
書き換えが終わったら php.ini を保存して終了してください。
XAMPP を再起動すると2つのフォルダにパスが通ります。

Composer 確認ファイル1

Composer PHPExcel が正しくインスト-ルされたか確認するための簡単なファイル
Composer 確認ファイル1 excel-hello.php
を作成します。
作成ファイル内容は、
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左サイドナビ「Composer を始める準備」の中の
Composer 確認1 PHP ファイル
から見てください。

Composer 確認ファイル1の作成

必要な Composer の PHPExcel パッケ-ジを取得します。
require_once 'phpoffice/phpexcel/Classes/PHPExcel.php';
そして Excel のオブジェクトを生成するためインスタンスを作成します。
$excel = new PHPExcel();
この Excel のなかにシートを生成すため getActiveSheet() メッソドを実行します。
$sheet = $excel -> getActiveSheet();
そして、セル A1 に「おはよう Hello, World!」を設定するため setCellValue(' ', ' ') メソッドを実行します。
$sheet -> setCellValue ('A1', 'おはよう Hello, World!');
最後に、書き込み用のオブジェクトを得ます、PEAR が好きな Factory メソッドです。
$writer = PHPExcel_IOFactory::createWriter ($excel, 'Excel2007');
( )内の 'Excel2007' でエクセル形式を設定しています。
save メソッドで保存しておきましょう。
( )内には、ファイル名を設定します。
$writer -> save('test.xlsx');
うまく実行できたかわかるように
echo '<a href="test.xlsx">クリックすると作成したエクセルファイルが開きます</a>';
も付け加えます。

Composer 確認ファイル2の作成

Composer にはオートロード機能を有しています。
C:\xampp\php\vendor
 └ autoload.php
\vendor 直下にある autoload.php がそのファイルです。
これを使うと
require_once 'phpoffice/phpexcel/Classes/PHPExcel.php';
の require_once 命令を省略することができます。
今回の確認ファイルでは1行だけですが、複雑なファイルだと沢山記述する必要があります。
オートロード機能を使用するとこの記述を省略することができます。
それでは、オートロードを使用して、確認ファイル1と同じ内容の確認ファイル2を作成します。
作成ファイル内容は、
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左サイドナビ「Composer を始める準備」の中の
Composer 確認2 PHP ファイル
から見てください。
確認ファイル1との違いは
require_once 'phpoffice/phpexcel/Classes/PHPExcel.php';

require_once 'autoload.php';
に置き換えるだけです。

このあとはサ-バ上で動かす方法について説明します。
長くなりましたのでここで一旦切りたいと思います。


Composer をサ-バ上で動かす に続く
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