XAMPP PHP7版 アップデ-ト

XAMPP PHP7版 レンタルサ-バ対応 その2

ここまで、Go-PEAR Installer を入れるフォルダとインスト-ルファイル go-pear-7.php を用意してきました。
フォルダにgo-pear-7.php を送り込むところから説明を再開します。

FTP(Dream Weaver) でアップロード

この go-pear-7.php ファイルを、あらかじめ作成しておいた「インストールするフォルダ」
「/home/サーバーID /ドメイン名 /public_html/pear7」
私の場合、
/home/kilowave /kilowave.minibird.jp /public_html/pear7
に、FTP(Dream Weaver)を使用してアップロードします。
実質的には、pear7 フォルダをつくってここに go-pear-7.php を入れます。

パーミッションは604

PHPファイルはFTP(Dream Weaver)でアップロ-ドすると自動的にパーミッションは604になっています。
なお、パーミッション値は、minibirdファイルマネ-ジャ
minibirdサ-バ-管理ツ-ル→FTPアカウント設定→WebFTP→ログイン→歯車アイコン→数値設定
から変更することができます。
今回は変更なしです。

インストール開始

アップロードした「go-pear-7.php」に WEB からアクセスしてインストールを開始します。
私の場合では、
https://ドメイン名/pear/go-pear-7.php)
もっと詳しくは、
https://kilowave.minibird.jp/pear/go-pear-7.php です。
注意)現実的には、他の方にここをアクセスされるとこまるので、何も起こらないようにしています。

Go-PEAR Installer

Go-PEAR Installerの画面が表示されるので、「Next>>」から次に進みます。
設定画面に遷移します。 中段「Configuration」の「1.Installation prefix ($prefix)」の値が PEAR パッケ-ジファイルがインスト-ルされるフォルダです。
(私の場合は、「/home/サーバーID/ドメイン名/public_html/pear7」)です。
あとの 2~11の項目は $php_dir/*** のようになっていると思いますがそのまま、 さらに他にチェック欄等もありますがこれも何もせずに次ぎに進みます。

インストール

ページ一番下の「Install」をクリックします。
インストールの進捗が表示されるので、100%になり、ページ下段に 「Installation Completed !」が表示されればOKです。
時間がかかります。
一番下にある
Start Web Frontend of the PEAR Installer >>
をクリックします。
PEAR のバッケ-ジマネジャ-が見えたら OK です。

go-pear-7.php 削除

アップロードした「go-pear-7.php」を削除します。
go-pear-7.phpはインスト-ラなのでゴミになってしまいました。
そのまま残しておくといたずらされることもあるので必ず削除します。

パスワード制限

minibird「サーバー管理ツール」の「パスワード制限」から
インストールしたフォルダ
「/home/サーバーID/ドメイン名
/public_html/pear」
私の場合だと
/home/kilowave/kilowave.minibird.jp/
public_html/pear
にパスワード制限をかけます。
もし、パスワード制限をかけないと Warning が出ますので忘れずに!

PHP.ini修正

Pearをインストールしたフォルダまでのパスを設定します。
minibird「サーバー管理ツール」の「PHP環境設定」>「PHP.ini 直接編集」から 「PHP.ini」にPEARをインストールしたフォルダまでのパスを記述して更新します。
「include_path=".:/home/サーバーID/
ドメイン名/public_html/pear7/PEAR"」です。
私の場合は、
include_path=".:/home/kilowave/
kilowave.minibird.jp/public_html/pear7/PEAR"
トップ[PHP]のすぐ下にいれました。
「設定する」のポタンはずっと下の方にあります。
確認して設定する必要があります。
設定する」は2回行います。
もし、Composer も使用しているなら、vendor フォルダにもパスを通します。
include_path = ".
:/home/kilowave/kilowave.minibird.jp
/public_html/vendor
:/home/kilowave/kilowave.minibird.jp
/public_html/pear7/PEAR"
と記述する必要があるようです。
セミコロン「;」は使用できません。
コロン「:」を使用します。
そして、" "内には「半角スペ-ス」や「改行」は使うことができないので長くなりますが続けて書いてください。

パッケージをインストール

例の場合、IE で
http://kilowave.minibird.jp/pear7/
に行くと PEAR のバッケ-ジマネジャ-が見えます。
昔は、list all packagenamesをクリックすると、すべてのバッケ-ジの名前が見えたのですが、今はエラ-があって見えません。
また list all categories もクリックするとエラ-になります。
https://pear.php.net/packages.php
かまたは
https://pear.php.net/search.php
に行ってインスト-ルしたいパッケ-ジの正式な名前を見付け、その名前をコピ-して、Package Managementに戻り、 Quick-install a package の所に貼付けて、force? はチェックしないで、Install をクリックすると指定したバッケ-ジがインスト-ルされます。
一旦画面が白くなります。それなりの時間がかかります。
Dream Weaverのファイル管理からpearのディレクトリにバッケ-ジが追加されている のが見えると思います。

Pear のバッケ-ジマネジャ-のエラ-

私の場合、http://kilowave.minibird.jp/pear/
に行くと大量の以下のようなエラ-が見えることがあります。
Deprecated: Function set_magic_quotes_runtime() is deprecated in
また、他にもPearを含んだPHPを実行すると
Assigning the return value of new by reference is deprecated in
のようなエラ-が発生するときがあります。
これを回避するには、PHP.iniの修正が必要です。
minibird「サーバー管理ツール」の「PHP環境設定」>「PHP.ini 設定変更」から
error_reporting の所を
E_ALL & ~E_NOTICE
  ↓
E_ALL & ~E_NOTICE & ~E_STRICT & ~E_DEPRECATED & ~E_WARNING
に変更します。
PHP7 以降は ~E_WARNING を追加する必要があります。
「設定する」のポタンはずっと下の方にあります。
確認して設定する必要があります。設定する」は2回行います。
この作業は、ドメインごとに設定する作業が必要です。
複数のドメインをつくった場合は注意してください。

PEAR::AUTHをインスト-ル

例としてAUTHのインスト-ル方法を示します。
AUTHは、次のパッケ-ジをすべて順にインスト-ルします。
一つでも足りないとうまく動作しません。
Auth
MDB2
MDB2_Driver_mysqli

XAMPP PHP7版 レンタルサ-バ Composer 対応

もし、Composer がレンタルサ-バ上で動いていないのなら
Composer をサ-バ上で動かす
を参考にして、レンタルサ-バに Composer をインスト-ルします。
もし、Composer がレンタルサ-バ上で PHP5 の環境で動いているなら PHP バージョン設定を PHP7 に変更するだけで終わりです。
この変更は、前項の
XAMPP PHP7版 レンタルサ-バ対応
の ミニバード(StarServer)のサーバー管理ツール のところで説明しました。
そして、前述の PHP.ini修正 のところで説明しました vendor フォルダへのパス設定も忘れずに行います。

これで、一連の XAMPP PHP7版 アップデ-ト作業は Pear と Composer に関わる事柄も含め完了です。


XAMPP PHP7版 レンタルサ-バ対応 に戻る

63PearVillageに戻る