Pear::Auth 認証
Pear::Auth 認証の概要
Pear のなかにある、Auth クラスに挑戦します。
これを使用するとユ-ザ ID とパスワ-ドを入力してもらう認証機能をつくることができます。
まずは準備をしていきます。
Pear::Auth 認証を XAMPP にインスト-ル
昔は、このクラスは XAMPP のなかに最初からインスト-ル済みでした。
よって、XAMPP を利用する限り無意識に使用することができたのですが、
XAMPP 5.6.19 版以降では Pear::Auth はインスト-ルされていません。
よってまず、XAMPP の中に Pear::Auth をインスト-ルするところから始めます。
自分で XAMPP のなかにインスト-ルしていきます。
63Pear Village に戻り、左側のサイドナビの「Pearを始める準備」の中の
「XAMPP に Pear インスト-ル」
を見てください。
XAMPPにPear::Text_CAPTCHA をインスト-ルすることを例にした詳細を記載しています。
これを参考に、Pear::Auth をインスト-ルします。
これにより自分のPCで、Pear::Auth をデバッグすることができるようになります。
Pear のインスト-ルファイルの起動
XAMPPがインスト-ルされているフォルダ
C:¥xampp¥php
を見てください。
ここに、pear.bat があるはずです。
C:¥xampp¥php¥pear.bat
が Pear のインスト-ルファイルです。
なんと bat ファイルがインスト-ルファイルなのです。
前近代的なつくりになっています。
Windows 7 の場合は、
「スタート」(Windows マーク)→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」
と進みます。
Windowsシステムツ-ルの中にある「コマンドプロンプト」を
管理者として-ここ重要-(右クリックして「管理者として実行(A)」をクリック)
実行します。
(古いですね、化石ソフト?-コマンドプロンプト でもまだ現役です)
Windows 10 の場合は、
「スタート」(Windows マーク)を右クリック →「コマンドプロンプト(管理者)(A)」
と進みます。
C:¥WINDOWS¥system32>
の画面が開きます。
続いて
cd¥xampp¥php
と書き込んで実行します。(ディレクトリを変更しました)
書き込む時は必ずキ-ボ-ドから入力してください。
C:¥xampp¥php ①
となりますので、これでインスト-ルソフトの起動は完了です。
Pear のアップデ-ト
現在インスト-ルされているPearのアップデ-トをします。
XAMPPには基本的なPearがインスト-ルされていますが、まずこれをアップデ-トします。
これをやっておかないとPearパッケ-ジの追加インスト-ルをしたとき、エラになってしまいます。
①に引き続き
pear channel-update pear.php.net
と書き込んで実行します。
Netには必ず接続しておいてください。-ここ重要-
2行ほどコメントが書き出され①に戻ります。
これで pear のアップデ-トは完了です。
Pear パッケ-ジ追加インスト-ル
Pear パッケ-ジの追加インスト-ルについて説明していきます。
まず、追加したいパッケ-ジの正式名称を知る必要があります。
正式名は、
ご本家Pearサイト
http://pear.php.net/packages.php
で確認することができます。
それでは、追加インスト-ルの作法を説明します。
pear install パッケ-ジ名
が基本書式です。
そのほかに、コマンドオプションがあります。
-beta
ベ-タ版をインスト-ル
-alpha
アルファ版をインスト-ル
-f
安定版stableが通常はインスト-ルされ、他のものはインスト-ルされませんが、-f がつくと 強制インスト-ルします。
-1.0.2
1.0.2版をインスト-ル。これは例です。
--alldeps
パッケ-ジをインスト-ルする際、別のパッケ-ジが必要になるときがあり、依存性のある パッケ-ジをすべてインスト-ルします。
追加 Pear::Auth インスト-ル
Pear::Auth をインスト-ルすることにします。
pear install パッケ-ジ名
が基本書式でした。
ご本家Pearサイトに行くと、PEAR::Auth は
Current Release
1.6.4 (stable) was released on 2010-10-25 by doconnor
であることがわかります。
stable ですので、安定版です。
したがって、
pear install --alldeps Auth
を使用してインスト-ルすることにします。
追加インスト-ル開始
コマンドプロンプトを起動させておき、pear のアップデ-トに引き続き、①の状態
C:¥xampp¥php
のあとに
pear install --alldeps Auth
と書き込んで実行します。
Netには必ず接続しておいてください。-ここ重要-
何行かコメントが書き出され①に戻ります。
もし、インスト-ル済みの時は、
pear/Auth is already installed and is the same the released version 1.6.4
install failed
なるエラ-メッセ-ジが表示されます。
もし、
No releases available for package "pear.php.net/Auth"
install failed
となったら
C:¥xampp¥php
のあとに
pear clear-cache
と書き込んで実行、Pear Cacheをクリアしてみてください。
ちなみに、pear のcache の場所はわたしの場合
C:¥ユ-ザ-¥ユ-ザ名¥AppData¥Local¥Temp¥pear¥cache
にあります。
pear clear-cache がうまくいかない時は上記¥cacheの中身を直接削除してみてください。
これで PEAR::Auth パッケ-ジのインスト-ルは完了です。
追加インスト-ル確認
追加インスト-ルがうまくできたか確認します。
PEAR::Auth パッケ-ジで必要なものは、次の場所に入ったはずです。
C:¥xampp¥php¥pear¥Auth.php
C:¥xampp¥php¥pear¥Auth
C:¥xampp¥php¥pear¥Auth¥Container
C:¥xampp¥php¥pear¥Auth¥Frontend
C:¥xampp¥php¥pear¥Auth¥SASL
見つかりましたか。
見つかればインスト-ル成功です。
Pear::Auth パッケージをレンタルサ-バにインスト-ル
レンタルサ-バで、Pear::Auth 認証を実行するには、PEAR::Auth
をサ-バにインスト-ルする必要があります。
レンタルサ-バには Pearはインスト-ルされていないことが多いようです。
PEAR::Auth をサ-バにアップします。
ここでは、レンタルサ-バをミニバ-ドを例とします。
このサ-バのなかに Go-PEAR Installer が準備できているものとして、
PEAR::Auth をインスト-ルする方法を示します。
準備できていない方は 63 Pear Village に戻り左側のナビの「Pear を始める準備」のなかの
「レンタルサ-バに Pear をインスト-ル」
を先に読んで、レンタルサ-バのなかに Go-PEAR Installer を用意してください。
「レンタルサ-バに Pear インスト-ル」で説明している例の場合、IEで
http://kilowave.minibird.jp/pear/
(これは私の場合の url ですので、みなさんの場合はそれぞれ、kilowave の部分を書き直してください)
に行くと自分で設定したパスワ-ドを聞かれその後、Pear のバッケ-ジマネジャ-を見ることができます。
list all packagenames をクリックすると、すべてのバッケ-ジの名前が見えますので、
インスト-ルしたいパッケ-ジの名前をコピ-して、Package Management に戻り、
Quick-install a package の所に貼付けて、force? はチェックしないで、Install
をクリックすると指定したバッケ-ジがインスト-ルされます。
それなりの時間がかかります。
Dream Weaver のファイル管理からサ-バの pear のディレクトリにバッケ-ジが追加されている
のが見えると思います。
ただし、既に Pear::Auth がインスト-ルされていた場合は
インスト-ル済みですというエラ-メッセ-ジ
pear/Auth is already installed and is the same as the released version 1.6.4
install failed
が出ます。
Pear::Auth 認証基本ファイル概要 に続く