PHPlot グラフ表示

PHPlot 折線-棒グラフファイル作成-その2

PHPlot 折線-棒グラフファイル phplot-bar_line.php の後半を作成します。
作成ファイル内容は、
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左サイドナビ「PHPlot グラフ表示」の中の
PHPlot 折線-棒グラフ PHP ファイル
から見てください。
今回作成するグラフは、2本の折線と2本一組の棒グラフについて1月~10月分を描写します。
折線と棒グラフの共通設定部分及び棒グラフ部分は既に
PHPlot 折線-棒グラフファイル作成
で説明しましたので、ここではそれ以降の折線グラフ部分について説明していきます。

折線グラフ作成

それでは、折線グラフについて作成していきます。

  1. 折線グラフデ-タ

    表示する折線グラフのデ-タ値を定義します。
    $data2 = array(
    array('1',2.5,3),
    array('2',2.5,4),
    array('3',5,3),
    array('4',7.5,4),
    array('5',7.5,3),
    array('6',7.5,5),
    array('7',7.5,6),
    array('8',7.5,5),
    array('9',7.5,4),
    array('10',8,3));
    すなわち、
    1月に test3 = 2.5, test4 = 3
    ・・・・・・・・
    10月に test3 = 8, test4 = 3
    のデ-タを設定しました。
    ちなみに、折線の名前はこのあとで、
    'test3','test4'
    に設定します。
    それでは順次グラフの仕様を決めていきましょう。

  2. 折線に設定

    グラフの種類は SetPlotType メソッドで行います。
    $plot -> SetPlotType('linepoints');
    とすると、折線(プロット付き)グラフが作成されます。
    ちなみに、グラフの種類には次のものがあります。
    ・bars    … 棒グラフ
    ・thinbarline … 線状棒グラフ
    ・area    … エリアグラフ
    ・lines    … 折線グラフ
    ・linepoints  … 折線グラフにデータの点をプロット(デフォルト)
    ・points   … データの点のみをプロット
    ・stackedbars … 各要素を積み重ね

  3. Y軸の目盛文字の表示位置

    棒グラフの Y軸目盛りは左側(デフォルト)でした。
    よって、折線の Y軸目盛りは右側に表示したいと思います。
    Y軸の目盛文字の表示位置を指定するには SetYTickLabelPos メソッドで行います。
    $plot -> SetYTickLabelPos('plotright');
    向かって Y軸線の右側に Y軸の目盛文字を表示します。
    ちなみに、Y軸の目盛文字の表示位置指定には次のものがあります。
    ・plotleft ・・・ Y軸の目盛り線の左部
    ・plotright ・・・ Y軸の目盛り線の右部
    ・both   ・・・ plotleft/plotrightの両方
    ・none  ・・・ 表示しない

  4. Y軸の目盛線の配置場所

    Y軸の目盛線の表示位置を指定するには SetYTickPos メソッドで行います。
    Y軸の目盛線とは Y軸に直交する 8px 程度の横線です。
    $plot -> SetYTickPos('plotright');
    向かって右側に Y軸目盛線を表示します。
    ちなみに、折線の Y軸目盛線は後で右に設定します。
    ちなみに、Y軸目盛線の表示位置指定には次のものがあります。
    ・plotleft ・・・ グラフ左部(デフォルト)
    ・plotright ・・・ グラフ右部
    ・both  ・・・ plotleft/plotrightの両方
    ・none  ・・・ 表示しない

  5. 折線グラフデ-タ設定

    SetDataValues メソッドで グラフデ-タ $data2 をキャンンパスに設定します。
    $plot -> SetDataValues($data2);

  6. 折線グラフの凡例のラベル表示

    ラベル表示位置は SetLegendPixels メソッドを使用します。
    $plot -> SetLegendPixels(170,10);
    ( )にグラフ左上隅からの座標を px 単位で指定します。
    折線の名前は SetLegend メソッドを使用します。
    $plot -> SetLegend(array('test3','test4'));
    'test3','test4'の二つの名前を配列で設定しました。

  7. 折線グラフ X,Y目盛値の最大,最小値設定

    X,Y目盛値の最大,最小は SetPlotAreaWorld メソッドを使用します。
    $plot -> SetPlotAreaWorld(0, 2, 10, 10);
    ( )内には、
    X目盛最小値,Y目盛最小値
    X目盛最大値,Y目盛最大値
    の順にその値を指定します。

  8. 折線グラフ出力

    DrawGraph メソッドで折線グラフを一旦メモリ上に出力します。
    $plot -> DrawGraph();
    ここまでで、折線グラフができあがりました。

  9. 折線-棒グラフ出力

    でき上がったグラフ 'sample3.png' は
    折線-棒グラフファイル phplot-bar_line.php
    を置いてあるフォルダに 'sample3.png' という名前でファイル出力されています。
    'sample3.png' の名前は、一番最初のオブジェクト設定
    $plot = new PHPlot(600, 400,'sample3.png');
    で定めています。
    そして、この画像を WEB 上に表示して完了です。
    print("<img src = 'sample3.png'>");


これで、PHPlot 折線-棒グラフファイル作成は完了です。
引き続き、PHPlot ロ-ソク足チャ-トファイル作成をしたいと思います。
長くなりましたのでここで一旦切りたいと思います。


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