PHPExcel エクセル表示
エクセル表示 Function ファイル作成
ここまで、エクセル表示テストファイルを作成してきました。
ここでは、さらに進化させ、これを Function 化することにします。
エクセル表示 Function ファイル excel_disp_f.php
を作成したいと思います。
作成ファイル内容は、
63Pear Village に戻り
左サイドナビ「PHPExcel エクセル表示」の中の
PHPExcel エクセル表示 Function PHP ファイル
から見てください。
なぜ Function 化するの?
エクセル表示したい複数のエクセルファイルがあった時、Function 化したファイルがあればそれを呼び出せば、
簡単にエクセルを WEB に表示することができますね。
ここでは、エクセル表示テストファイルを変更して、これを Function 化します。
そんなには難しくありません。
エクセル表示テストファイルでは最初に、6個の定数を設定しました。
それぞれの下段に例を示します。
読込エクセルファイル名
$xlsnm = 'test-2.xlsx';
表示シ-ト番号
$shtno = 0;
表示しない行の中抜き数
$toba = 0;
最大行設定(0 のときは自動設定)
$maxrow = 0;
最大列設定(0 のときは自動設定)
$max_column = 0;
数値小数点以下表示数
$shousu = 2;
これらを引数にします。
Function 名を excel_disp() とすると
function excel_disp
($xlsnm, $shtno, $toba, $maxrow, $max_column, $shousu)
{
・・・・・・・
}
とすればできあがりです。
簡単ですね。
エクセル表示テストファイルとの差分
テストファイルでは、配列の中身が確認できるようにしました。
でも、エクセル内容を表示するときこれらは必要ありません。
echo "背景色 $ cellst=<pre>"; print_r($cellst); echo "</pre>"; echo "フォント色 $ font_cl=<pre>"; print_r($font_cl); echo "</pre>太文字 $ font_bold=<pre>"; print_r($font_bold); echo "</pre>表示内容 $ tmp=<pre>"; print_r($tmp); echo "</pre>--------------------<br>"; echo "総合表示内容 $ sheetData=<pre>"; print_r($sheetData); echo "</pre>";
の13行は削除します。
あと、ライブラリのインクルードは
require_once 'phpoffice/phpexcel/Classes/ PHPExcel.php';
としていましたが、やっぱり Composer のオ-トロ-ディング機能を使いたいですね。
require_once 'autoload.php';
としましょう。
エクセル表示 Function 確認ファイル
エクセル表示 Function ができましたので、これを確認するための
PHPExcel エクセル表示 PHP ファイル
excel_disp_xls.php を作成します。
作成ファイル内容は、
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左サイドナビ「PHPExcel エクセル表示」の中の
PHPExcel エクセル表示 PHP ファイル
から見てください。
主な内容は
Function の読み込み
include 'excel_disp_f.php';
Function の呼出し
excel_disp('test-2.xlsx',2,2,13,4,0);
これを必要分繰り返します。
ちなみに、上記命令を解釈すると
エクセルファイル test-2.xlsx の
表示シ-ト番号 2 を
2 行中飛ばしして
最大13行まで、最大4列まで
数値小数点以下 0 桁表示して
WEB 上に表示せよ。
ということになります。
PHPExcel エクセル表示 CSS ファイル作成
PHPExcel エクセル表示に必要な CSS ファイルを作成します。
作成ファイル内容は、
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左サイドナビ「PHPExcel エクセル表示」の中の
PHPExcel エクセル表示 CSS ファイル
から見てください。
CSS の中に出てくる、border 命令について解説します。
- border-collapse
border-collapse プロパティは、隣接するセルのボーダーを重ねて表示するか(collapse)、 間隔をあけて表示するか(separate)を指定します。
ここでは、
border-collapse:collapse;
として、隣接するセルのボーダーを重ねて表示します。
なお、table でこの設定をすると tr td th にも同時に設定されます。 - border-style
ボーダーのスタイルを指定します。
ここでは、
border-style:solid;
solid 1本線で表示されるよう指定しています。
指定しないと初期値は none で、ボーダーは表示されず、太さも 0 になります。
表のセルなどのボーダーが重なり合う場合は他の値が優先されます。 - border-width
border-style は none 以外を指定します。
数値で指定数値に px や em や ex などの単位をつけて指定します。
px とは1ピクセルを1とする単位、また em とはフォントの高さを1とする単位、
ex とは小文字の「x」の高さを1とする単位です。
キーワード thin(細い) medium(普通) thick(太い)のうちのいずれかを指定する方法もあります。
ここでは
border-width:1px;
border-width:2px;
とします。 - border-color
border-style は none 以外を指定します。
border-color プロパティは、上下左右のボーダーの色をまとめて指定する際に使用します。
今回は 3桁の RGB 16進数指定 #000 とし、黒色指定しました。
その他の CSS は標準的なものなので説明は省略します。
これで PHPExcel エクセル表示 CSS ファイル作成は完了です。
長くなりましたのでここで一旦切りたいと思います。
引き続き、エクセル表示 Function 確認ファイルの動作検証をします。
エクセル表示 Function 確認ファイルの動作検証 に続く
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