Pear::Auth 認証
Pear::Auth 認証基本フォ-ムファイル作成
フォ-ム認証を利用するとログインフォ-ムのレイアウトをある程度自由にカスマイズすることができます。
もし設定しない場合は、PEAR::Auth ライブラリがデフォルトで用意しているログインフォ-ムが出力されます。
自分のサイトに設置する場合には、サイトデザインに会ったフォ-ムを自分で用意するのが良いと思います。
それでは、認証フォ-ム LoginForm0.php を作成します。
ログイン画面のレイアウトを設定します。
作成ファイル内容は、
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左サイドナビ「Pear::Auth 認証」の中の
Pear::Auth 認証ログインフォ-ム PHP ファイル
から見てください。
<form>タグの action オプションと <input>作成
フォ-ム作成にあたりいくつか守るべきことがあります。
ポスト先は常に自分自身(空文字列を指定)にします。
<form method="POST" action="">
ユ-ザ名の入力要素は、name="username" とします。
"username" は他の名前に変更することはできません。
パスワ-ドの入力要素は、name="password" とします。
"password" は他の名前に変更することはできません。
input 文を作成するときの属性について少し説明します。
- type
1行のテキスト入力フィ-ルドを作成する時は、input 要素の type 属性を type="text" とします。
2行以上にわたる長い文章を入力させたい場合には、input 要素ではなく textarea 要素 <TEXTAREA>~</TEXTAREA> を使用します。 - password
入力した文字が直接には表示されなくなり、一般的には「*」や「●」で置き換えられて表示されます。
ただし、データが暗号化されるわけではないので、送信されたデータを受け取ることができれば 内容を見ることができます。
利用の際には注意が必要です。 - submit
送信ボタンを作成します。
フォ-ムに入力したデ-タを送信してもらうには、このボタンが必要です。 - name
入力フィ-ルドの名前を指定します。
フォ-ムのデ-タが送信されるときには、この名前とフォ-ムに入力された内容がセットになって送られます。 - size
表示されるフィ-ルドの横幅を半角文字数(整数)で指定します。
初期値や実際に表示される幅はブラウザによって異なります。 - value
入力フィ-ルドにあらかじめ表示されるテキストを指定します。
初期値や実際に表示される幅はブラウザによって異なります。 - maxlength
フィ-ルドに入力できる最大の半角文字数を指定します。
初期値では入力できる文字数に制限はありません。
エラーメッセ-ジの表示
ログインが失敗した場合のエラー表示をします。
エラーメッセ-ジ内容 $err は次の Auth-com-30.php で用意します。
<?php if(isset($err[$status])){ print("<br>".$err[$status]); } ?>
認証ステ-タス $status 一覧
ログインが失敗した場合 $status には 1~6 の失敗英文名が設定されます。
その内容は次の通りです。
$status値 失敗英文名及びその内容
1. AUTH_IDLED
セッションのアイドル時間が所定の時間を超えている
2. AUTH_EXPIRED
認証が有効期限切れになっている
3. AUTH_WROND_LOGIN
ユーザー名またはパスワードが異なっている。
4. AUTH_METHOD_NOT_
SUPPORTED
コ-ルバック関数が実装されていない
5. AUTH_SECURITY_BREACH
セキュリティに問題があった
6. AUTH_CALLBACK_ABORT
コ-ルバック関数がセッションを終了させた
isset関数
isset 関数は便利ですね、これについて少し説明します。
$err[$status] の入れ物があって変数がセットされていれば、その値を表示するのですね。
入れ物があっても変数がセットされていないか、
(一度も値が代入されておらず初期化されていない変数は「NULL」が格納されていると見なされる)
あるいは、$err[$status] の入れ物がない、影も形もなければ、何もしないということになります。
Pear::Auth 認証スクリプトファイル作成 に続く
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